さて、去年は1度しか書き込んでいない。こんなブログってあるものか、、、
というわけで今年は、フェイスブックに投稿で慣れたところで、こちらに書くことにして頑張ろうか?
私のiPhone4sは現在、英語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ロシア語、ポーランド語、そして中国語の7国語が機能辞書として入っている。もちろんドイツ語入力だが、なぜか日本語がない!?
なぜ??
昨日1月19日は尊敬している元ドイツ首相Helmut Schmidt氏の95歳の誕生日だった。テレヴィを付けて偶然、氏のNDRのテレヴィ出演を見ることができた。
中間に中国問題のディスカッションを入れての90分番組だった。アメリカのキッシンジャー氏をゲストに迎えて、かなり凝った番組だった。
中国問題には、現在ニュルンベルグ大学で教鞭をとっているという、ドイツ語の堪能な中国女性がやはりゲストとして招かれていた。美しい女性なのでかSchmidt氏も時々そちらをうかがっていたが(日本でのシンポジウムに30年前かに招かれた時私は赤いスーツを着ていったぐらいだから、、、)だが彼は突然、自分が過去に中国視察した時の事実、皆のあまり知らない中国の歴史をとうとうと述べられ、その理路整然とした話し方にはっとした。中国女性もたじたじというところ。
そして最後に司会者の一人が今日の誕生日に何をプレゼントされたいかと尋ねたら、何もほしいものはないが強いて言えば、ドイツが周りの国々から飛び出して、上から下を見下ろすような状態(Überheblichkeit) になることなく国際間の調和を保ってほしい。あっと思わず声が出た、、、が1日たって気がついたことは彼は自分の国の問題に託して、同じ事を中国にも期待したのではないか??
だって私にしてみれば、日本語の入ってない機能辞書は、いまいち納得できない現在の日本の国際的評価をあらわしているような気がする。